園内案内

里山資源再生ハウス

里山資源再生ハウス

これまで未利用だった間伐材(かんばつざい)など木質バイオマスを原料に、薪、チップ、ペレット燃料の順に加工する製造過程を見学できます。

森林の混み具合に応じて、樹木の一部を伐採し、残った木の成長を促す作業を「間伐」といい、伐採した木材のことを「間伐材」といいます。

里山資源再生ハウスでは、園内から木材を運搬する「林内作業車」、丸太を薪にする、「薪割り機」、薪からチップに粉砕する「破砕機」、チップからペレットを製造する「ペレット製造機」が設置されています。

薪割り機

エンジン式の油圧薪割り機です。玉切りした丸太から、薪をつくります。

薪割り機

破砕機

25馬力エンジンを搭載し、自走式の破砕機で、処理能力は、1.5~5㎥(丸太、せん定枝などチップ化前の空隙を含む投入材)と投入する材料によって異なります。

ペレット用に薪からチップを製造するほか、園地に自走し、現地で倒木やせん定枝などを破砕し、園地整備に活用します。

破砕機

ペレット製造機

定量供給機、成形機、制御盤で構成され、破砕機で製造したチップを原料に直径6mmのペレットに40~60kg/h製造できます。東園地では、園地からでる間伐材や倒木などを原材料に年間約4tのペレットを製造し、里山交流ハウスのペレットストーブ、農業体験ハウスのバイオマス暖房機の燃料とする予定です。

ペレット製造機

再生可能エネルギーを活用した12の設備や機器たち

03.新たな里山再生

里山は集落に近い山すそで、森、ため池、水路、田んぼ、畑など人間によって農業や林業などいろんな土地の利用が行われている地域一帯のことをいいます。

石川県の加賀では、白山山地と金沢平野の間の山すその地域、能登では、ほぼ全てが里山で、石川県では約6割が里山に区分されます。

明治時代から昭和初期まで、人口の増加や度重なる戦争などにより里山がはげ山になるなど荒廃し、全国各地でそれまでなかったような大水害などの災害が多発しました。また、戦後の復興需要で木材の需要が急拡大しました。

このため、国は、針葉樹中心の人工林を造る 「拡大造林政策」を実施し、里山の雑木林や奥山の急峻な天然林までが伐採され、代わりにスギやヒノキなど成長が早い針葉樹を造林ましたが、昭和26年:丸太関税撤廃、昭和39年:木材輸入完全自由化により、国産材は価値が大幅に低下し、林業は衰退し必要な間伐などの手入れが行われない放置された人工林が増加しました。

また、家庭用燃料が薪炭からLPガス・石油へと置き換わり(エネルギー革命)里山は、家庭用燃料を得る場としても価値を失い、放置される里山の森林が増加しました。

里山が放置されると、以下のようにさまざまな悪影響が懸念されます。
・様々な生産能力の低下
・自然が単純化する(生物多様性の低下)
・災害の可能性(特に人工林)
・獣害(いのしし、しか、くま、さる)の増加
・ごみなどの不法投棄の懸念

このため、里山を放置しないために、県民、企業、学校などさまざまなみなさんに、
・里山に来ていただき!
・里山を楽しんでいただき!
・里山が好きになっていただく!
ため、「新たな里山再生」を木場潟東園地で取り組みます。

新たな里山再生

04.木質バイオマス燃料の生産

バイオマスとは、動物や植物から生まれた、資源のことで再生可能エネルギーのひとつです。ただし、石油や石炭などの化石燃料は除きます。具体的には、農林水産物、稲わら、もみがら、家畜のうんち、生ゴミ、薪、木くずなどを指します。

バイオマスのなかで、木材からなるバイオマスのことを「木質バイオマス」と呼び、主に、使われない間伐材や木を切ったときにでてくる枝、葉などや柱などをつくるときにでてくる木の皮やのこクズなどがあります。

里山からでてくる間伐材などを原料に、「丸太」をつくり、「薪」、「チップ」、「ペレット」の順に加工しています。

木質バイオマス燃料の生産
木質バイオマス燃料の生産

木質ペレットの低位発熱量は、約3,800kcal/h(4.4kW/h)で、灯油の約半分、重量当たりの低位発熱量は灯油の1/3程度です。

東園地では、園地からでる間伐材や倒木などを原材料に年間約4tのペレットを製造し、里山交流ハウスのペレットストーブ、農業体験ハウスのバイオマス暖房機の燃料とする予定です。

木質ペレット